野生のカカオの花が咲き始めました!|野生カカオ探索レポート(2026年9月)

2026年9月の野生カカオ探索の報告です。今月はエクアドル・アマゾンの森を訪ね、新たに約160本の野生カカオを発見しました。森の中では、野生カカオの花が咲き始めていました。

野生カカオ探索事業とは、エクアドル・アマゾンの原生林に自生する野生カカオを探し、キチュア族の住民が森を伐らずに現金収入を得る道をつくるための調査事業です。NPO法人ママノアマゾニアが、独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受け、現地パートナーである先住民キチュア族の農業組合WINAKとともに実施しています。

事業期間は2026年4月から2027年3月まで。これまでのレポート一覧はこちら

森の野生カカオの幹に咲いた白い花
森の野生カカオの幹に咲いた花(2026年9月撮影)
新たに発見した野生カカオ約160本2026年9月に新しく見つけた野生カカオ
再訪した森約500本8月に紹介した、野生カカオが残る森
森で見つけたもの咲き始めた花花が咲いてから実が熟すまで4〜6か月

9月のレポート、3行まとめ

  1. 9月は新たに約160本の野生カカオを発見しました。8月に紹介した約500本の森も再訪しました。
  2. 道路から近く、行きやすい森が見つかりました。森の野生カカオは花を咲かせ始めたところです。
  3. 10月は、これまでの訪問の写真を入れたチラシを持って森を回ります。脚立と道具は10月末に生産者へ渡します。

株立ちの幹が、森の中に並んでいる

森の野生カカオは、根元から何本も幹を伸ばし、まわりの木と一緒に森の上のほうへ伸びています。8月に紹介した森を再訪し、前回より奥まで歩きました。

根元から何本も幹を伸ばした野生カカオと、そばに立つ森の持ち主
根元から何本も伸びる幹
森の中に立つ株立ちの野生カカオ
森の中の株立ち
太い幹が何本も伸びる野生カカオ
太い幹が何本も
根元から細い幹が束のように伸びる野生カカオ
束のように伸びる幹
何本もの幹が上へ伸びる野生カカオ
上へ伸びる幹
野生カカオの幹に手を添える森の持ち主
幹に手を添えて

野生カカオの花が咲き始めた

野生カカオは、幹に直接、白い小さな花をつけます。花が咲いてから実が熟すまでは4〜6か月かかります。

幹に直接咲いた野生カカオの花
幹に咲いた花
見上げた野生カカオの太い幹
見上げた太い幹
森の上のほうに広がる野生カカオの枝葉
森の上のほうの枝葉
下から見上げた森の樹冠
見上げた樹冠

フォトブックを手に、森の持ち主と話す

8月に作った品種の見分け方のフォトブックを、訪問のたびに森の持ち主と一緒に見ています。

野生カカオの見分け方のフォトブックを手にするWINAKの現地スタッフと森の持ち主
フォトブックを手に
家の前でフォトブックを手にする森の持ち主の家族
家の前で
フォトブックを持って座る森の持ち主の家族
家族と一緒に

道路から近い森

道路から歩いてすぐの場所に、ほとんど手の入っていない森が残っていました。樹が高く、実を採るには脚立が要ります。

道路から近い場所に残る森
道路から近い森
森の中に立つ大きな木の幹
大きな木の幹
木々が重なる森の中
木々が重なる森
森の中で木の様子を確かめる森の持ち主
木の様子を確かめる

野生カカオの穂木で、木を手入れする家族

ある家族は、森の野生カカオから穂木を取って接ぎ木をし、森を残したまま手入れを続けています。ほかの木もすべて接ぎ木したいと話していました。

接ぎ木した野生カカオの横に立つ家族
接ぎ木した木の横で
接ぎ木した木の手入れを続ける農地
手入れを続ける土地
森の中を流れる小川
森を流れる小川

森を歩き、場所を記録する

WINAKの現地スタッフが森を歩き、野生カカオの位置をGPSで記録しました。

森の持ち主と一緒に森を歩く現地スタッフ
森の持ち主と一緒に
森の中を案内する森の持ち主
森を案内してもらう
森の斜面を歩いて木を探す
斜面を歩いて木を探す

10月から

これまでに訪ねた地域で、生産者の人数と野生カカオの本数をあらためて確かめます。今回の写真を入れた野生カカオのチラシを作り、訪問のときに配ります。

7月に購入した脚立と、剪定ばさみなどの道具は、10月末に生産者へ渡します。生産者が木に登らず安全に実を採れるようにするためのものです。

よくある質問

野生カカオ探索事業とは何ですか?

エクアドル・アマゾンの原生林に自生する野生カカオを探し、キチュア族の住民が森を伐らずに現金収入を得る道をつくるための調査事業です。NPO法人ママノアマゾニアが、独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受け、現地パートナーである先住民キチュア族の農業組合WINAKとともに実施しています。事業期間は2026年4月から2027年3月までです。

2026年9月はどれくらいの野生カカオを発見しましたか?

9月は新たに約160本の野生カカオを発見しました。8月に紹介した約500本の野生カカオが残る森も再訪しました。

野生カカオの花は、どこに咲きますか?

枝先ではなく、幹や太い枝に直接、白い小さな花をつけます。花が咲いてから実が熟すまでは4〜6か月かかります。2026年9月には、森の野生カカオが花を咲かせ始めていました。

クラレイ種とは何ですか?

この事業が探している野生カカオの品種です。ホワイトカカオとも呼ばれます。住民が「野生カカオ」と呼ぶものには複数の種類が含まれるため、品種の見分け方をまとめたフォトブックを作り、訪問のたびに森の持ち主と一緒に見ています。

接ぎ木とは何ですか?

ある木から切り取った枝(穂木)を、別の木につないで育てる方法です。9月に訪ねた家族のひとりは、森の野生カカオから穂木を取って接ぎ木をし、森を残したまま手入れを続けています。

脚立や道具は誰が使うのですか?

森の持ち主である生産者が使います。野生カカオは高い木で、実が見上げる高さに付くため、生産者が木に登らず安全に採れるように用意しました。2026年10月末に生産者へ渡します。

この事業を支えてくださっている方々

この事業は、独立行政法人環境再生保全機構「地球環境基金」の助成を受けて実施しています。

また、エクアドルで森林保全と地域の産業づくりに取り組むLOSALIADOS(ロスアリアドス)から、短期の資金支援をいただきました。この支援のおかげで、現地の訪問を途切れさせずに続けられています。心より感謝申し上げます。

LOSALIADOSのロゴ

LOSALIADOSへのお礼の記事(スペイン語)/LOSALIADOSのウェブサイト

この調査を続けるために

森を歩き、樹を数え、記録を残し、道具を届ける。この活動は、みなさまからのご寄付に支えられています。継続的なご支援をお願いいたします。

現在の寄付額¥32,000
16% 達成
目標金額 ¥200,000あと¥168,000
最終更新日:2026年10月27日

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