エクアドル・アマゾンの原生林で、野生カカオを活かして森と先住民の暮らしを守るプロジェクトが動いています。NGOママノアマゾニアは、このプロジェクトを完遂するため、2026年12月までに20万円を目標とする寄付キャンペーンを開始しました。
いま、アマゾンで進んでいること
ママノアマゾニアは現在「野生カカオ探索プロジェクト」を実施中です。本プロジェクトは地球環境基金に採択され、エクアドルのLOS ALIADOSからの支援も受けています。
地球環境基金とは?独立行政法人環境再生保全機構(ERCA)が運営する、民間団体(NGO・NPO)の環境保全活動を支援する助成制度です。公式サイト →
LOS ALIADOSとは?エクアドルで地域コミュニティや団体と協働し、再生農業・森林保全・コミュニティ主体のバイオビジネスを支援する現地パートナー団体です。公式サイト →
さらに2027年4月からは、国立公園に囲まれたナポ州の原生林エリアで、希少な遺伝資源である野生ホワイトカカオを先住民家族の収入につなげる取り組みを計画しています。一般品種のカカオに在来のホワイトカカオを「高接ぎ」することで、同じ木の本数でも収入が増え、遺伝資源の保全にもつながります。この地域のカカオは数百年、あるいは数千年にわたり独自の系統を保ってきた可能性があり、コミュニティから少し離れると近代品種のDNAが全く検出されないほどです。


森を守ることが、金の違法採掘への対抗になる
この地域は生物多様性のホットスポットでありながら、金の違法採掘があちこちで見られます。キチュア族の仲間たちは「山を切りたくない、森を壊したくない」という思いを持ちながら、金銭的な苦しさを背景に、違法採掘に従事することがあるのも事実です。
豊かな熱帯雨林を守りながら収入を増やすこと。それこそが違法採掘に対抗する重要な手段だと、私たちは考えています。
なぜ、基金だけでは足りないのか
昨年の緑の募金、今年の地球環境基金と、プロジェクトの実施資金は基金に支えられています。しかし、現場に欠かせないのに基金からは出せない費用がいくつもあります。
その代表が「ミンガ」です。現地には、村全体で食事をともにしながら話し合う風習があり、ミンガなしにプロジェクトは絶対に進みません。村からは50人、60人と、子どもから犬までが集まります。ところが、食費は一般的に基金の対象外です。ほかにも、インターネットのない村と連絡を取るために丸1日かけて訪問する費用など、基金で賄えない支出が現場を支えています。

寄付はほぼ100%プロジェクト資金になります。現在実施中のプロジェクトは本件のみで、理事は全員非常勤のボランティアです。
寄付の使い道
目標の20万円で(〜2026年12月)
- 野生カカオの探索
- 先住民コミュニティへの綿密なヒアリング
- 収穫・集荷に向けた合意形成
20万円を超えた分は(2027年4月〜)
- 植樹・接ぎ木プロジェクトに活用
- コミュニティ研修や本数の上乗せなど、金額が増えるほどできることが増えます
2027年からは、次の規模の活動を計画しています。
1,000円で1本の木を植え、モニタリングと剪定まで行えます。1本の木は5年後には数十個の実をつけ、農家の収入を毎年数十ドル押し上げます。現金収入が都市部の10分の1以下といわれるこの地域では、とても大きなインパクトです。
※概算です。現実は地域・内容によって異なります。
これまでの活動実績
- 2025-2026|野生カカオとその他樹木の再植樹による熱帯林の保全と拡大(国土緑化推進機構・緑の募金)3,000本の野生カカオと3,000本の在来樹木を原生林区画へ植樹。
活動レポートを読む → - 2026-2027|エクアドル・アマゾンにおける野生ホワイトカカオの活用による先住民農家の生活向上と熱帯林保全(地球環境基金)
活動レポートを読む →

