
『野生カカオの森で進む「野生カカオ保全プロジェクト」NGO YAKUMのカルラさん・INIAPエドゥワルドさんとの共同ミーティング報告』
こんにちは!NGOママノアマゾニア江沢です。
2025年6月、7月のエクアドルアマゾンにおける『野生カカオ保全プロジェクト(国土緑化推進機構のSDGs 貢献使途限定募金プロジェクト)』のについて、ミーティングを行いましたので内容を抜粋して紹介いたします。
1.6月に実施した「3つの大仕事」
| 項目 | 具体的な活動 | ひと言まとめ |
|---|---|---|
| ① カカオ調査区づくり | 28農家の山林に、半径 20m/40m の円形プロットを計 2〜3か所ずつ設置 | 坂と急流だらけのジャングルに「まるい調査区」を設定! |
| ② GPS & 色分けマーキング | 樹高・幹周を測定し座標を記録。幹に赤/青スプレーでマーキング | 次回訪問でも「見失わない」仕組みづくり |
| ③ DNA サンプル採取 | 遠く離れた木から葉を採取し、計 30 強を国立研究所INIAPへ搬送 | エドゥワルド氏の研究チームが遺伝解析を開始 |
2.現場で立ちはだかった “3つの壁” と、その乗り越え方
| 困難 | どう乗り越えた? |
|---|---|
| アクセスが悪い 崖・濁流・ぬかるみ | 調査区を 「1 農家あたり 2 か所」に柔軟変更 |
| 樹高 25〜30m! 葉が届かない | 木登りの得意な若者の力を借りて高所採集。次回は枝・樹皮も試す予定 |
| 連日のスコール | 作業日を分散、夜は山小屋でデータ入力/Starlink(ママノチョコレート提供) とランタンで電源確保 |
3.次のステップ
- 7 月末まで:NGO YAKUMが「密度マップ(樹数/ha)」を完成
- 8 月中旬〜下旬:INIAP国立研究所が DNA 解析(北部 vs 南部を比較)このプロジェクトは”北部”に該当
- 10 月初旬(予定):ママノアマゾニア主催オンライン・セミナー開催。遺伝子分析の結果報告と、GPSマッピングの結果報告。
4.野生カカオの森(エクアドル アマゾン ナポ県の標高900mのコミュニティ)が“特別”な3つの理由
- 違法採掘の危機:山の麓まで違法採掘現場が迫っている
- 野生クラレイ系カカオの遺伝子バンク:白い種を生む希少遺伝子
- 独自の文化・生態系的価値:山岳・渓谷が入り組んだ機難しい土地で、文化・社会・生態系が混然一体となった 「独特の文脈」 がある
森を守る=カカオを守る=人の暮らしを守る。
5.おわりに
滑りやすいぬかるんだ迷路のような山道を笑顔で案内してくれたキチュア族の仲間たち、学生含む若手調査員、DNA 解析チームなど、多くの仲間たちの大変な努力によって、プロジェクトが前進しています!
資本主義の社会に生きる私たちがキチュア族の仲間たちとともにこの森を守る方法は、今回のプロジェクトで野生カカオの素晴らしさを再認識してもらい、また、野生カカオから得られる収益がコミュニティや森に直接還元される仕組みをしっかりと作ることだとも考えています。
プロジェクトの詳細を知りたい方、プロジェクトの応援をしてくださる方は、ぜひママノアマゾニアへのご寄付、会員登録を検討ください!
よろしくお願いします。
NGOママノアマゾニア江沢
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