
国土緑化推進機構の支援で、野生カカオの植樹プロジェクトを実施しています。 6月は、現地のNGO YAKUM のメンバー合計10名(5名のインターンシップ生含む)とウィニャック組合2名に現場(エクアドルナポ県テナ市アルチドナ)に1週間滞在してもらい、野生カカオの地域に住む26世帯の家族と共に野生カカオのGPSマッピング作業を行ってもらいました。 これまでは、聞き取り調査によって約3100本の野生クラレイ種のカカオが生息している想定していましたが、今回の調査およびマッピング作業によって樹齢数百年のカカオの木がどこに生えているか正確に把握できるようになります。 1,400haという広さのため全数調査は難しく予算の範囲内で調査を実施し、残りの範囲については推測をする形にはなりますが、今までよりもこの特別なカカオを保全しやすくなります。 そして、先週からは野生のクラレイ種カカオ3000本と在来種の樹木3000本の苗木を育成するための苗床作りも開始しました。 アリバと異なり栽培種ではないためどの程度で育ってくれるか、どのくらいの期間で実をつけるか不確実ではありますが、約半年後には育った苗木をジャングルの空いている区画に植樹することで、森林密度をあげて豊かな森を作っていく予定です。 |